ALK阻害薬アレクチニブ、小児を含むALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発固形癌への適応拡大申請
ALK阻害薬アレクチニブ、小児を含むALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発固形癌への適応拡大申請
令和7(2025)年6月、中外製薬はALK阻害薬であるアレクチニブについて、小児を含むALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発固形癌への適応拡大申請を厚生労働省に行ったと発表しました。承認されれば、ALK融合遺伝子陽性のがん種横断的に使える、初のALK阻害薬になる見込みです。
ALK阻害薬アレクチニブ、小児を含むALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発固形癌への適応拡大申請:がんナビ
先日はHER2陽性の進行・再発固形がんに対する治療薬として、エンハーツ(一般名:トラスツズマブデルクステカン)の製造販売承認事項一部変更が申請されことをお知らせしたところです。
ALK融合遺伝子については、決して多くはないものの、膵臓がん患者にも発現が確認されています。これらの薬が早期に承認され、膵臓がんの治療選択肢が少しでも増えることを期待しています。
(2025.06.30)