「切除不能」とされた膵臓がんへの挑戦 ー 名古屋セントラル病院・中尾昭公医師の取り組みを紹介
「切除不能」とされた膵臓がんへの挑戦 ー 名古屋セントラル病院・中尾昭公医師の取り組みを紹介
名古屋セントラル病院の中尾昭公医師が、従来は手術が難しいとされてきた膵臓がんに対し、独自のアプローチで治療に取り組んでいる様子を紹介した記事が掲載されました。
「切除不能」と判断された膵臓がん患者に希望の光を。50年の研究開発がもたらした革新的手術法 | メディカルドック
記事では、長年の経験から生まれた「門脈カテーテルバイパス法」や「メセンテリックアプローチ」などの技術が取り上げられています。これらは、がん細胞が門脈や上腸間膜動脈に深く広く浸潤し、一般的には切除不能と判断されるケースに対するアプローチです。そのため、ステージⅣで遠隔転移がある場合は基本的に対象外となる点には留意が必要です。
記事によると、全国から多くの相談が寄せられているものの、実際に手術が可能となるのは全体の一部に限られるとのことです。遠方から希望を持ってセカンドオピニオンを受けても、ほとんどの場合は適応にならないという現実は、あらかじめ理解しておいた方がよいでしょう。それでも、他院で手術不能と判断された方にとって、リスクを承知のうえでも手術の可能性が開けることには大きな意味があると考えられます。
今回この記事を紹介しましたが、当サイトとして特定の治療法を推奨する意図はありません。膵臓がんの治療は患者さん一人ひとりの状況により大きく異なるため、治療方針の決定には専門医による慎重な判断が欠かせません。
(2026.02.01)