膵臓がん・胆道がん診療の新しい動き ―静岡がんセンターが専門センターを明日開設―
膵臓がん・胆道がん診療の新しい動き ―静岡がんセンターが専門センターを明日開設―
膵臓がんの診療は、これまで多くの病院で肝胆膵部門が担ってきました。
しかし、近年、富山大学附属病院をはじめ、膵臓がんと胆道がんに特化した診療体制へ再編する動きが全国で少しずつ広がっています。
こうした流れの中で、静岡県立静岡がんセンターが、明日7月1日より「膵がん・胆道がんセンター」を新設します。同センターでは、診断から治療、支持療法、緩和医療までを一つの窓口で提供するワンストップ診療体制を整備し、専門性を集約した診療を進めていくとしています。
また、早期発見をめざす地域連携や、若手医師の育成にも力を入れ、膵がん・胆道がんの治療成績向上を目指す姿勢が示されています。
早期診断からゲノム医療、ロボット手術、緩和医療までをワンストップで提供する、“膵がん・胆道がんセンター””膵がん・胆道がんドック”を新設 | 静岡がんセンター
今後、日本では消化器外科医不足が社会問題化することが確実視されています。
そうした状況で、今回のように特定のがん種に専門性を集中させる取り組みは、限られた医療資源を最大限に活かし、患者さんにより質の高い医療を届けるための重要な一歩といえます。
膵臓がんは依然として予後が厳しいがんですが、治療の進歩とともに、専門センターの役割はますます大きくなると考えられます。
静岡がんセンターの膵がん・胆道がん診療部門はこれまでも日本をリードする診療実績を誇り、手術件数・薬物療法件数ともにトップクラスです。
今後とも、こうした取り組みが全国へ広がることを期待しています。
(2026.06.30)