KRAS G12D分解誘導薬 ASP3082(Setidegrasib)第1相試験の結果
KRAS G12D分解誘導薬 ASP3082(Setidegrasib)第1相試験の結果
KRAS G12D分解誘導薬 ASP3082(Setidegrasib) については、国内で第3相試験が開始されたことを速報でお伝えしたところです。
そうした中、第1相試験(NCT05382559)の結果が報告されたとの続報がありました。KRAS G12D変異は膵臓がんで最も高頻度にみられる遺伝子変異であり、これを直接標的とする治療薬の開発は長年の課題でした。ASP3082は「KRAS G12Dを分解する」という新しい作用機序を持つ薬剤として注目されており、今回の初期試験結果は今後の治療開発に大きな意味を持ちます。
今回紹介する記事では、進行非小細胞肺がんおよび膵管腺がんにおけるSetidegrasibの安全性と抗腫瘍効果について、初期データがまとめられています。
KRAS G12D変異陽性の進行非小細胞肺がんおよび膵管腺がんに対するSetidegrasib、良好な抗腫瘍効果を示す | がん情報サイト「オンコロ」
記事では、
KRAS G12D変異を有する固形がん患者を対象とした第1相試験の概要
安全性プロファイル
膵管腺がんを含む複数がん種での抗腫瘍効果
今後の開発計画(第2相・第3相への展開)
などが詳しく紹介されています。
KRAS G12Dを直接標的とする治療薬はこれまで存在せず、Setidegrasibは膵臓がん治療における「長年の空白領域」を埋める可能性を持つ薬剤です。国内で第3相試験が始まったタイミングで初期試験の結果が公表されたことは、患者さんやご家族にとっても大きな関心事といえるでしょう。
(2026.04.24)