RAS阻害薬 RMC‑6236、第3相試験で生存期間が大きく改善
RAS阻害薬 RMC‑6236、第3相試験で生存期間が大きく改善
本日、米国から非常に注目すべきニュースが届きました。
先日お伝えした、2026年に結果が出る見込みで「医療のあり方を大きく変える可能性がある」と期待されていた RMC‑6236(ダラクソンラシブ)の第3相臨床試験(治験)の結果が発表されたという報道です。
【参考】膵臓がん患者と家族の集い - RAS阻害薬 RMC‑6236②
【日本経済新聞会員限定有料記事】https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN13B130T10C26A4000000/
今回の試験では、転移性膵管がんの2次治療として、従来の化学療法に比べて全生存期間が6.7カ月から13.2カ月へと約2倍に延長し、死亡リスクも60%低下したと報告されています。
RMC‑6236は1日1回の経口薬であり、静脈投与が中心の既存治療と比べて患者さんの負担が少ない点も大きな特徴です。
米FDAは2025年に本薬を「画期的治療薬(Breakthrough Therapy)」に指定しており、承認に向けた動きが加速する可能性があります。
日本の臨床現場で使用できるようになるまでにはまだ時間を要しますが、今回の結果は難治性で知られる膵臓がんにおける新たな治療選択肢の登場を示唆する、非常に重要な報告といえます。
今後の進展を引き続き注視していきたいと思います。
(2026.04.14)