治療歴のあるRAS遺伝子変異陽性膵管腺がんに対するRAS阻害剤RMC-6236、有望な抗腫瘍効果を示す
治療歴のあるRAS遺伝子変異陽性膵管腺がんに対するRAS阻害剤RMC-6236、有望な抗腫瘍効果を示す
1月23日から1月25日まで開催された米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCO-GI)にて、治療歴のあるRAS遺伝子変異陽性膵管腺がんに対するRAS阻害剤RMC-6236の有効性・安全性を検討した第1相試験の結果が発表されたとの記事が掲載されました。
治療歴のあるRAS遺伝子変異陽性膵管腺がんに対するRAS阻害剤RMC-6236、有望な抗腫瘍効果を示す | がん情報サイト「オンコロ」
以前にもKRAS G12D変異陽性で既治療の進行固形癌にKRAS G12D分解誘導薬ASP3082は有望であったとの記事を紹介したところです。RAS遺伝子の一つであるKRAS[ケーラス]については、こちらの記事で詳しく説明していますのでご参照ください。
膵臓がん患者と家族の集い - KRAS G12D分解誘導薬ASP3082
なお、国内においても前治療歴を有する転移性膵管腺がん患者を対象として、このたびのRMC-6236の第3相の治験の準備が進められているところです。
前回もお伝えしましたが、KRAS関連については様々な研究が行われています。実用化までにはまだまだ時間がかかるかと思いますが、今後の進展を期待しています。
(2025.02.14)