オキサリプラチンによる末梢神経障害治療薬・予防薬の開発状況
オキサリプラチンによる末梢神経障害治療薬・予防薬の開発状況
膵臓がんで抗がん剤治療を受けられている方は、手足の痺れなどの副作用に悩まされている場合が多いかと思います。
以前も「抗がん剤の副作用による手足の痺れ対策」という記事で取り上げたところです。
膵臓がん患者と家族の集い - 抗がん剤の副作用による手足の痺れ対策
こうした中、富山大学がフォルフィリノックス療法で使われるオキサリプラチンによる末梢神経障害に対する治療薬・予防薬の開発に成功したことを発表しました。
抗がん薬オキサリプラチンによって誘発される末梢神経障害に対する治療薬・予防薬の開発に成功 – 富山大学
オキサリプラチンは寒冷刺激による痺れを誘発する場合も多く、寒いこの時期は苦労されている方も多いのではないでしょうか。
まだマウスでの実験段階で、今後、臨床試験を始めるとのことです。研究が順調に進み製品化されるまでには相当な時間を要すると思われますが、こうした薬は現状でありませんので、早期の開発を期待したいと思います。
(2024.12.23)