世界膵臓がんの日とパープルリボン運動
世界膵臓がんの日とパープルリボン運動
明日、11月21日(木)は「世界膵臓がんデー」。毎年11月の第3木曜日と定められています。
当日は、北海道、大阪、沖縄の3都市において、それぞれのランドマーク(札幌テレビ塔、大阪城、琉球新報本社ビル)で、美しい“紫”のライトアップが行われるなど、さまざまな関連イベントが展開されます。
ところで、なぜ「紫=パープル」かご存じでしょうか?
皆さん「パープルリボン」という言葉を聞いたことはありませんか?
乳がんの「ピンクリボン」は、よく耳にすることがありますが、「パープルリボン」は膵臓がんのシンボル。「膵臓がんの早期発見のための定期健診の推進運動」と「膵臓がん患者とその家族への理解と支援」というメッセージを表しているそうです。
こうしたリボン運動の総称は「アウェアネスリボン(Awareness ribbon)」と呼ばれています。「Awareness」は、「物事や状況を理解している、意識、認識」といった意味です。これらのリボンを身に付けたり、SNSで発信することを、「リボン運動」といいます。
実は、がん種ごとに、さまざまな色がキャンペーンに使用されています。
がんキャンペーンに使用されている色 | 京都府立医科大学がん征圧センター
ちなみに、「女性に対する暴力根絶」のシンボルも「パープルリボン」です。ややこしいことに、毎年11月12日~25日までの2週間、「女性に対する暴力をなくす運動」が実施されています。現在こちらの啓発も行われていますので、お間違いのないように!
「膵臓がんの早期発見のための定期健診の推進」と「膵臓がん患者とその家族への理解と支援」がより一層進むことを祈っております。
(2024.11.20)