個別化ネオアンチゲンワクチン療法の膵臓がんでの治療効果を検証
個別化ネオアンチゲンワクチン療法の膵臓がんでの治療効果を検証
先日、九州大学が、患者のがんゲノム情報をもとに作製した個別化ネオアンチゲン樹状細胞ワクチンが、膵臓がん患者で治療効果を示すことを明らかにしたと発表しました。
個別化ネオアンチゲンワクチン療法の膵臓がんでの治療効果を検証 | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY)
今回の研究では、16名の膵臓がん患者に対し、個別化ネオアンチゲン樹状細胞ワクチン治療を行い、成果が得られたとのことです。
また、類似の研究としては、先般、東京慈恵会医科大学が、「切除不能膵癌に対するWT1樹状細胞ワクチンを併用した化学療法」を10名の膵臓がん患者に対して実施し、成果があったと発表しています。
両研究とも、対象人数が少数ですので、エビデンスが十分ではないと思われます。今後、より多くの患者を対象とした前向き臨床試験での検証結果に期待したいところです。
(2025.04.12)