富士フイルムがAIで膵臓がんの早期発見をサポートする新技術を開発!
富士フイルムがAIで膵臓がんの早期発見をサポートする新技術を開発!
富士フイルムが、膵臓がんの早期発見を強力にサポートする新しいソフトウェアを開発しました。これは、超音波内視鏡検査の際に、AI(人工知能)が膵臓に「怪しい部分(膵充実性病変)」がないかをリアルタイムで見つけてくれるという画期的な技術です。すでに日本で初めて薬事承認を取得しており、2025年中には病院で使えるようになる予定です。
膵臓がんは、発見することが非常に難しいがんですが、早期に見つけることができれば治療成績が格段に上がります。しかし、残念ながら早期発見は簡単ではありません。特に、膵臓がんを見つけるのに役立つ超音波内視鏡検査は、内視鏡を胃に入れ、胃の背部にある膵臓を胃壁越しに超音波で観察することから高い技術が必要で、医師の経験によって見つけやすさに差が出てしまうことが課題でした。
この新しいソフトウェアは、まさにその課題を解決するために作られました。検査中にAIが超音波内視鏡の画像を分析し、「ここに何かありそうだ」という部分を自動で画面に表示してくれるのです。これにより、医師は病変を見落とすリスクを減らし、より正確な診断につながることが期待されます。
富士フイルムは、この技術を通して、がんの早期発見を促進し、多くの患者さんの命を救うことに貢献したいと考えています。さすが「Value from Innovation」!
(2025.05.24)