令和7(2025)年3月16日(日)、東京の最高気温が10℃に満たず冷たい雨が降る中、大田区産業プラザPiOにて「集い」を開催しました。
当初の定員より多くのお申込を受け付けた結果、最終的は72名の方々にご参加いただき、会場は熱気に溢れていました。
第一部は「膵臓がんの抗がん剤治療 ~標準治療と副作用対策について~ 」をテーマに、日本臨床腫瘍薬学会 外来がん治療認定薬剤師 荒木弘先生にご講演いただきました。
荒木先生ご本人ががんサバイバーであり、また奥様を膵臓がんで亡くされているということもあって、医療関係者の立場だけではなく患者目線で参加者へお話をいただきました。
冒頭、「標準治療とは」に始まり、「抗がん剤治療の流れ」、「抗がん剤の特徴」、「医療者とのコミュニケーション」についてご説明いただきました。病状に応じた抗がん剤の種類や投与方法、新たな薬剤の日本における承認に向けた動き、医師が我々を診察する際の準備など、患者や家族が疑問や不安に思っている内容について、丁寧に講義してくださいました。
前日に横浜での学会があったとはいえ、遠路福岡から「集い」での登壇をいただき、荒木先生 本当にありがとうございました。
なお、講演動画はこちらからご覧いただけます。
【講演動画URL:https://youtu.be/qJgnVFrHFuE】
第二部の交流会ですが、前半はがんのステージが同じ方々同士での情報交換、質問等を相互に行い、後半は他の参加者のプロフィールを確認したうえでお話ししたい方と個別にお話をする場としました。第一部で講演された荒木先生にもご参加いただき、順番待ち?ができるほどの盛況でした。あらためて荒木先生ありがとうございます。
個別の交流も盛り上がりを見せ、時には大声で笑いあったりと患者さん、ご家族の方も和気あいあいとお話しされていました。毎回のことですが皆さん積極的にお話しされており、定刻を過ぎても話が尽きない盛況ぶりでした!
当日の様子はこちらの動画をご覧ください。「集い」の雰囲気を感じていただけるかと思います。
【動画URL:https://youtu.be/m3skYECpVhU】
(2025.3.18)