令和7(2025)年7月12日(土)、「集い」は会場を「大田区立消費者生活センター」へと移し、新たなスタイルで開催しました。今回の交流会は、講演等を行わず、参加者同士の語らいを中心としたステージ別・テーマ別のグループ交流のみで構成する、初めての試みとなりました!
会場も進行方法もこれまでと違うので、正直運営チームは少しドキドキしていました。でも、ふたを開けてみれば46名が集まってくださり、初参加の方も含め、終始温かな雰囲気の中、積極的な語り合いが展開されました。
更に今回は、『膵臓がん患者と家族の集い』HPにもバナーが掲載されている「膵がん患者夫婦の会」/オンラインすい臓がん患者サロン「オリーブ」の管理人 ひかりさんも福岡県から特別参加してくださいました。
交流会の前半では、従来通りがんのステージが同じ方々同士で、治療や日常生活の工夫、悩みなどを率直に語り合いました。後半は、より広い交流を目的として、参加者全員がグループを総入れ替えして、「手術」「副作用と対策」「治療戦略」「補完代替療法」「家族としての接し方」「病院についての悩み」「60歳以上で語らう場」の7つのテーマの中から希望する3つを選び、それぞれの関心に応じた対話を行う形式としました。
初参加者でも自然と輪に入れるような雰囲気で、テーマが違っても「がんと向き合っている仲間同士」という安心感があったからこその空気だったように思います。
運営スタッフとしては、「講演なしでどうなるか」「ちゃんと話が広がるか」…… 正直、心配はありました。でも終わってみれば、「じっくり話せてよかった」「初めてだけど色々聞けて安心した」「また参加したい」といった嬉しい感想もたくさん寄せられ、運営側もホッとひと安心。今回の交流会は、参加者主体で深い交流が可能であることを実証しました。
そして、講演の無い形式でも「語らうことそのものが力になる」という新しいスタイル。それを実感できる初開催でした。
今後の「集い」の新しいかたちとして、定番になっていくかもしれません。
当日の会場の雰囲気を少しでも感じていただくために、ショート動画も作成しました。
【ショート動画URL:https://youtube.com/shorts/VI6x-Cfg3kA?feature=share】
今後も「集い」では、皆さんから寄せられた感想やご意見を元に試行錯誤や工夫を重ねながら、参加者一人ひとりが安心して語り合える場を創出し、「語らう」ことによって孤独から解放され、前向きな力を得られることを目指してまいります!
皆様もお気軽にご参加下さいね。次回は9月27日(土)開催予定です。
最後に、会の終了後には、会場の原状回復にあたり、参加者の皆様が自発的にご協力くださったことで、迅速に片付けを終えることができました。心より御礼申し上げます。
(2025.7.13)