単身赴任を終えられ、この度滋賀へお戻りになる浮草さん、これまで大変お世話になりました!
令和7(2025)年9月27日(土)、まだまだ蒸し暑さの残る中、多くの方々の参加を得て「膵臓がん患者と家族の集い」が開催されました。「集い」は前回から会場がJR蒲田駅に程近い大田区立消費者生活センターに移りましたが、運営サポーターも少し慣れ、スケジュール通りにスムーズな進行となりました。
今回は従来通りのプログラムで、ミニレクチャーと交流会の二部構成で実施。参加者の皆さんにとって有用な情報が盛りだくさんの内容となりました。
当日の雰囲気は、以下のショート動画でご覧いただけます。
【ショート動画URL:https://youtu.be/WwGvLkZJwCU】
ミニレクチャーでは、聖マリアンナ医科大学病院のがん専門相談員のお二方をお招きし、「がん相談支援センターの上手な使い方」についてお話を伺いました。全国463箇所のがん診療連携拠点病院には必ず設置されているがん相談支援センター。日頃病院に通っておられる参加者の皆さんへのアンケートでも、意外と利用率が高くないこともわかり、今回のレクチャーが利用のキッカケになることが期待されます。
支援センターでは専門の研修を受けた相談員が、治療や副作用はもちろん、仕事や経済面、医師とのコミュニケーションなど、がんに関する様々な相談に対応してくれます。その特徴は、誰でも(その病院に通っていなくても)、無料かつ匿名で相談を受けられること。積極的に活用してほしいとのことでした。
さらに、聖マリアンナ医科大学の支援センターについて、雰囲気や相談事例など、より具体的なお話があり、支援センターがより身近に感じられる内容でした。
【ミニレクチャー動画URL:https://youtu.be/be_4FWnMvSU】
第2部は交流会。罹患ステージ毎に分かれたテーブルで、自己紹介を兼ねたフリートークを行った後、前回好評だったテーマ別の交流を実施。手術や治療戦略などテーマ毎のテーブルに集まり、より深い内容について、皆さん熱心に意見交換されていました。交流会終盤には、名簿のメッセージ欄を参考に、特にお話をしたい方と個別に交流できる時間も設けられ、活発な情報交換が行われました。
最後に情報PRとして、「膵臓がんボット」の紹介がありました。「集い」の創始者、木下さんが作成された膵臓がんに特化した生成AIです。一般的な生成AIはもっともらしい嘘をつく可能性がありますが、膵臓がんに関してはそんなことが絶対あってはいけません。木下さんが信頼できる情報ソースのみを学習させたAIを無料で公開されています。普通の話し言葉で質問すれば、正確な回答が返ってきますので、ぜひご活用くださいとのことでした。
【膵臓がんボット紹介URL:膵臓がんボット:生成AIがもたらす正確な情報と安心 | 残る桜も 散る桜ー膵臓がん完治の記録 】
今後も「集い」では、皆さんから寄せられた感想やご意見を元に試行錯誤や工夫を重ねながら、参加者一人ひとりが安心して語り合える場を創出し、「語らう」ことによって孤独から解放され、前向きな力を得られることを目指してまいります。
皆様もお気軽にご参加下さいね。次回は11月29日(土)開催予定です。
(2025.9.30)