AACR 2025 米国癌学会で発表された各種研究結果(続報)
AACR 2025 米国癌学会で発表された各種研究結果(続報)
先日お伝えした標記記事の続報です。
膵臓がん患者と家族の集い - AACR 2025 米国癌学会
今回の発表は、RAS/RAF変異陽性進行固形癌でMEK-RAF molecular glueの IK-595が、高い安全性と優れた標的阻害、有望な抗腫瘍活性を示したという内容です。
RAS/RAF変異陽性進行固形癌でMEK-RAF molecular glueの IK-595は有望【AACR 2025】:がんナビ
かなり専門的な内容になりますが、奏功例の一つにはKRAS G12R 膵管腺癌(24週以上)も入っており、 現在進行中の用量拡大パートでは、単剤療法の対象となっているとのことです。
欧米では、このような多様な研究が進んでおり、別の記事でも触れておりますが、日本でのドラッグ・ロスの解消が望まれるところです。
膵臓がん患者と家族の集い - 新規薬剤の迅速な承認に向けた日本の制度利用を目指して
(2025.05.08)