新たな光免疫療法の動き:PD-L1標的「RM-0256」国内第1相治験へ
新たな光免疫療法の動き:PD-L1標的「RM-0256」国内第1相治験へ
当サイトでは、がん治療の新たな選択肢として注目される光免疫療法について継続的に紹介してきました。
これまでは、抗CD25抗体を標的とした光免疫療法「RM-1995」の動向を中心にお伝えしてきましたが、今回はそれとは別ラインとなる新たな候補となります。
PD-L1に特異的に結合する「RM-0256」を用いた固形がんに対する光免疫療法、国内第1相臨床試験に係る治験計画届調査が完了 | がん情報サイト「オンコロ」
✨ 新たな光免疫療法:RM-0256とは?
Rakuten Medical社が開発する、抗PD-L1抗体とIR700を結合させた光免疫療法用薬剤「RM-0256」について、固形がんを対象とした国内第1相臨床試験の準備が進んでいます。
専門機関による調査が完了し、2026年第2四半期(4~6月)に治験開始が予定されていると報じられています。
🔍 RM-1995とは異なる“別ライン”の光免疫療法
当サイトでこれまで紹介してきた RM-1995(抗CD25抗体–IR700複合体) は、免疫抑制細胞であるTregを標的とする光免疫療法で、膵臓がんについては、「肝転移を有する進行又は再発固形がん」を対象に第Ⅰ相臨床試験が行われてきました。
一方、今回の RM-0256 は PD-L1 を標的としており、
- 標的分子
- 想定される作用機序
- アプローチする腫瘍微小環境
が大きく異なる、別ラインの光免疫療法です。
PD-L1を発現する腫瘍細胞や免疫抑制細胞に結合し、レーザー照射によって細胞を破壊する仕組みが想定されており、免疫チェックポイント阻害薬としての作用も併せ持つ可能性が指摘されています。
🧪 治験の詳細はまだ不明
現時点では、
- 対象となるがん種
- 投与方法やスケジュール
- 評価項目
など、具体的な治験デザインは、まだ公表されていません。
🌱 今後の進展に期待
光免疫療法は、がん治療の中でも特に注目度の高い領域です。
今回のRM-0256は、これまで紹介してきたRM-1995とは異なる標的を持つ新たなアプローチであり、治療選択肢の拡大につながる可能性があります。
今後の治験進捗や新たな情報が明らかになり次第、当サイトでも引き続き紹介していきます。
(2026.03.11)